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平成15年度 松戸市幼児教育振興大会 記念講演会
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幼児教育振興大会記念講演会
「楽しい子育て賢い子育て」 鈴木みゆき(聖徳大学)
 子育てを楽しくするのには、お父さんもお母さんも元気でな
くてはなりません。では、お母さんを元気にさせるには、どう
したらいいかと言う事から話を始めたいと思います。それには
お母さん方には「三つの間」が必要であると思います。
 一つ目は仲間です。子どもが幼稚園に入ると同時に親も絆の
強い仲間ができると言うのは大事な事だと思います。仲間がい
と子育てに対して積極的になれます。
 二つ目はリフレッシュできる時間が必要だと思います。子ど
もが育つ上で一番大切な安全と安心があってこそ、お母さんが
リフレッシュできる時間をもつべきだと思うのです。
 三つ目は親子で楽しむ空間作りです。是非この幼児期に作って頂きたいと思います。幼児期にしか作れないものがいっぱいあります。実は私ちょっと日本の子育てを心配しております。今 日本の子育ての中で何が一番危険かと言いますと、子ども達の生活リズムの乱れなんです。親子一緒に遊ぶ空間を作るために、 遅く帰ってきたパパと夜中に遊び、子どもの寝る時間が遅くなってきているようです。世界的にみてこんなに遅いのは日本だけなんです。2000年の日本小児保健協会の調査で、一番遅寝は二才児なんだそうです。夜十時以降に寝る子の割合は59%だそうです。これは驚くべき数字です。赤ちゃんは生まれた時から三ヶ月位は、成長ホルモンと言われるホルモンが朝晩関係なく凄い勢いで出るんです。四ヶ月頃には首が据わり、と同時に音に対する反射が消えていきます。そして昼間起きている時間が長くなり、朝晩の区別がしっかりしてくるのです。その頃 脳の中では成長ホルモンの分泌が変わり、赤ちゃんが夜寝ている時に集中して分泌されるようになるのです。八ヶ月位には、体温のリズムが出てきます。朝目覚めた時と言うのは、体温が低いのですが、起きて動き出すと体温はグーンと上がるのです。だから赤ちゃんは眠くなると、自分の体温を外に出そうとして体温を出すので、手が温かくなるのです。
 幼稚園になると決まり良い園生活を繰り返しているため、夜
は九時位には寝、夜中の十二時には一番深い睡眠となります。
この頃成長ホルモンが纏まって出てくるのです。このように寝
時刻をきちんと決めていくことが実は子どもの脳を育てていく
一つのきっかけになると思います。生活リズムをきちんと作ら
ないと、万年時差ボケ状態になり昼間に脳が目覚めないから、
集中力に欠け、持続力がなく、攻撃的になったりと様々な行動
が起こるのです。要は人間の脳を目覚めさせる一つ目のポイン
トとして「早寝早起き」が上げられるでしょう。
 二つ目のポイントは「朝ごはん」です。子どもはこれから脳
が育つ時ですので、是非朝ごはんを食べさせて上げて下さい。
早寝早起き、朝ごはんを食べ登園させると子どもはパワー全開
昼間脳が目覚めます。好奇心、自尊心が出てきます。夜いっぱ
い寝、昼間動くことによってよく寝られ、ちゃんと体温リズムもしっかりするのです。そして朝ごはんを食べることにより、朝脳にエネルギーが上がるのです。
 三つ目のポイントは「友達」です。子どもにとって脳を刺激するのは、いろいろなことを考える体験が必要なのです。考える体験とは、実は友達の間で培われるものなのです。言葉の遅かった子も園内での子ども同士の係り、保育者と子どもとの係りの中で、心配なくしゃべれるようになるのです。
 幼児期というのは木に例えれば「根っこ」だと思います。強くて太くなくてはならないと思います。その理由の一つは思春期です。この時期はいろんなことが起こります。その時、やっぱり木を支えるのは「根っこ」だということを改めて思います。
 幼児期にきちんと生活リズムを作るということは「根っこ」を育てるということに通じるのではないでしょうか。幼稚園は子どもの生活リズム を作ってくれています。お母さんたちは仲間を見つけることができます。 リフレッシュできる時間を与えてくれます。そして親子で一緒に遊べる空間を提供してくれます。お母さんにとっての三つの間であると同時に子どもにとっては、朝の光、朝ごはん、友達との遊び体験、つまり、幼稚園と言うのは正直言って、子育てをする親子の味方なのです。ここを、やっぱり大切にしていかないと今後の日本が心配になってくるのです。
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